TDI Group Recruit

#03 建設企業のAI基礎工法判定システム
開発・運用プロジェクト

tdi初となる
自社AIシステムを開発、
お客様のビジネス支援に向けて
進化させよ

プロジェクト概要

建設企業が行う基礎工事の工法選定と見積り金額を算出する、AIシステムの開発・運用に向けたプロジェクトがスタートした。目的は、時間と労力の削減および精度の向上。これにより、顧客への提案のスピードが飛躍的にアップする。また本プロジェクトはtdiにとって初となる、自社によるAIシステムの開発だった。

メンバーやお客様と連携し、
開発全体をまとめる
リーダーとして活動

求められる機能が実現可能か
検証することからはじめる

「大変だけれど、やりがいはある」
道添がtdi初の自社によるAIシステム開発をまとめるプロジェクトリーダーに指名された時の心境だった。道添はもともとAIに関心があり、当社のAIチームに所属して基礎から学んでいた。そんな時にこのプロジェクトの依頼があり、リーダーとして参画することになったのだ。道添にとってはもちろんのこと、会社にとっても学習から実践に移る大きなチャレンジだった。

システムの内容と目的は、これまで多くの時間と労力を費やしていた基礎工事の工法選定と見積り金額の算出を、AIを使って自動化することでスピードと精度を向上させること。
「通常のシステム開発と違うのは、お客様が求めておられる機能を本当に実現できるのかを確かめるところからはじめる必要があったことです。そのためにまず、お客様がどんな情報を持っておられて、それをどのようにAIに学習させるのかというAIの価値検証に取り組みました。ここで判断を間違えると、後に開発そのものが立ち行かなくなるので、慎重に時間をかけて行いました」

AIに学習させる
情報の整理作業が
メンバーたちの前に
立ち塞がる

AIの価値検証の結果は、開発可能。いよいよ、具体的な仕様を決める要件定義、プログラミング、テストといったシステム開発に取り組むことになった。
「プロジェクトリーダーの役割をひと言で表すと、プロジェクト全体の管理。計画に基づいて進捗と予算の管理を行いながら、システムエンジニアやデータエンジニアに指示を出します。お客様への報告も大切な仕事で、分かりやすく伝えるためにさまざまな資料を作成します」

「ある程度は予想していたのですが、“AI開発あるある”が発生しました」
道添が言う“AI開発あるある”とは、AIシステムを開発する上で必要なデータの選別や、整合性を持たせるための情報整理に手こずることを指す。
「無理もありません。お客様はAIが存在するずっと前から事業をされておられるのですから」
こうした情報整理もAIの価値検証と同じく開発全体に影響をおよぼすため、道添は何度もお客様や開発メンバーとディスカッションを重ねて進めていった。

それぞれ意見を出し合うことが
開発を加速させる

「お客様を含めたひとつのチームとして課題解決に取り組めたことが、成功のカギでした」
ディスカッションは当初、道添の報告と説明がメインだったが、AIに対する理解が深まるにつれ、お客様からもさまざまなアイデアを出してくださるようになった。
「お客様と信頼関係を築けたことで、確実に開発の質は上がりました。システム開発は開発側だけで行うものではなく、お客様と一緒に行うものだと改めて実感しました」

こうしてAIシステムは無事完成、導入された。
このプロジェクトによって、お客様のビジネスの支援につながっただけでなく、tdiにとっても「どんな事前準備や情報が必要なのか」といったノウハウを蓄積することができた。
「新しい試みに挑戦して最後までやりきった体験ができたことは、間違いなくメンバーの自信につながりました」
大きな可能性を秘めているAI。道添をはじめとするAIチームは、これからさらにその可能性をカタチにしていく。

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