TDI Group Recruit

#02 ローコード開発基盤「OutSystems」推進プロジェクト

ニーズが高まる
『OutSystems』
独自のノウハウを築き、
開発を推進せよ

プロジェクト概要

『OutSystems』とは、高度なプログラミング技術がなくても感覚的にシステムを開発できるパッケージツール。近年ニーズが高まっており、tdiでも積極的に取り組んでいる。そして、よりクオリティの高い開発を行うため、社内にOutSystems推進室を設置。独自のノウハウを構築し、効果的な活用を目指している。

『OutSystems』を使った
大規模な
営業支援システムの
開発に挑む

はじめてモバイルシステムを担当
多くのことを吸収できる
期待が高まる

「私がOutSystems要員に!?」
金澤が声を上げて驚いたのも無理はない。彼女は文系の学部で学び、プログラミングの経験はまったくなし。直感的にIT関係の仕事が自分に合っていると感じてtdiに入社。新入社員研修後に当社が近年注力している『OutSystems』を使った開発メンバーに抜擢されたのだから。
「それまで『OutSystems』のことは知らなくて、配属が決まってから勉強しはじめたんです。もちろん研修で学んだ知識が役立ちましたし、プログラミングについてまったく知らない状態で入社し、偏った先入観や癖がなかったのでスムーズに入っていけました」
それから実践を通して少しずつ『OutSystems』について理解を深め、2022年から精密機器の製造・販売をされている企業の営業支援システムのリプレース(交換)プロジェクトのメンバーに指名された。
「私はモバイル側の開発を担当することになったのですが、自分自身モバイルははじめてだったのでドキドキしました。しかしメンバーの中に経験豊富な方がおられると知り、いろいろなことを吸収できると前向きな気持ちになりました」
こうして金澤にとってはじめてともいえる大規模な『OutSystems』によるシステム開発がはじまった。

作業量が膨大で開発期間はタイト
この難局にさらなる問題が・・・・

このプロジェクトに『OutSystems』が採用されたのには理由がある。
他社が手掛けた既存のシステムは通信環境によって作動しにくくなるため、「どんな環境でも支障なく使えるようにしてほしい」というお客様の要望があったのだ。また、開発に要する作業量は膨大だったが、開発期間は約1年とタイトだったこともあり、開発期間を短縮できる『OutSystems』による開発がベストだった。

「私がプロジェクトに入った時はすでに基本的な要件定義が終わっていましたが、さらに改善点があれば提案しようと思っていました。また導入後、保守担当者が作業しやすいつくりにしようと考えていました」
しかし、すぐに大きな問題が現れた。既存システムのマニュアルがなかったのだ。そのため機能や操作について確認するためには、その都度実際に操作して確かめなければならなかった。
「気が遠くなる作業でしたが、チームリーダーがお客様から必要な情報をヒアリングしてくださり随分助かりました」
今でこそチームワークを発揮しているが、プロジェクトがはじまった頃はメンバー間のコミュニケーションでも問題を抱えていた。

コミュニケーションを改善し
作業効率が飛躍的にアップ

「メンバーが何をしているのか分からない」
開発メンバーは在宅勤務のため、それぞれ別に作業を行い、連絡はチャットなどを利用する。プロジェクトがはじまった時から毎日進捗状況を共有するようにはしていたが、テキストによるコミュニケーションのため、理解しているつもりでも認識のズレがあったり、確認事項が抜け落ちることがあった。
「こういう状況だと作業効率が落ちるだけでなくフラストレーションも溜まってしまいます。そこで、少しでも疑問があれば連絡を取り合うようにしようとチームで決めたんです。テキストだけでは伝えきれない場合は、お互いに画面を見ながら確認するように改めました。また、開発した部分にコメントを入れることで、後で誰が見ても分かるようにしました」

この改善によって作業効率が上がり、開発スピードはアップ。システムの内容に関しても、新たな改良点を見つけることができた。こうした取り組みによって、お客様からレビューをいただいた際、「見やすくて使いやすい」という声を聞くことができた。 「個人的にシステムエンジニアの醍醐味は、問題が発生した時に原因を探り、解決していくことだと思っています。ですので、ハードルが高いプロジェクトほどやりがいがあります」

これから開発は佳境を迎え、金澤をはじめとするチームのモチベーションがますます上がるのは間違いない。

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