日本代表、IBM Watson Build Challenge 世界大会(in NY)に行く・後編

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この度、当社tdiのIBM Watson 専任チームは、「IBM Watson Build Challenge」グローバル部門・日本大会で優勝しました。そして2017年11月2日、名誉ある日本代表として、米国ニューヨークで開催された世界大会に挑戦してきました。

前編では、世界大会本番に至るまでをお話ししました。

 

後編は、勝負の世界大会本番についてです。

3日目(11月2日)

WatsonBuild Judging(最終審査)

戦いの舞台となる審査会場は、宿泊先の「The Westin New York at Times Square」。審査員は6名。チーム入替形式のため、ライバルチームのプレゼンは残念ながら聴くことができません。私たち日本チームは3番目の発表です。

審査が行われる部屋に入ると、ものすごい緊張感。運営スタッフも、昨日までの和やかな雰囲気とは一変です。しかし、臆することなく、日本決勝戦でも活躍したアニマル被り物をメンバー全員で装着し、チームの一体感を演出です。日本に残ったWatson専任チームメンバーに Zoom (オンラインWEB会議ソフト)で生中継し、遠く離れた日本からも応援してもらいます。

緊張の中、いよいよプレゼン開始!前日の「Presentation Training」の成果か、はたまたアニマル被り物のおかげか、プレゼンターの「Do you like animals? 」の問い掛けに、審査員の方々の期待以上の「Yes!」の反応。さすがNY。最高のスタートが切れました。プレゼンターもこの良い雰囲気にノリノリのプレゼン。

最後の「Just ZOO It!」のフレーズでさらに審査員の心を掴むことに成功しました!

審査員からの質問には、我らがボス、ソリューション本部長が答えます。落ち着いていて頼もしい。
質疑応答時間は5分だったのですが、審査員も興味津々のようで、それ以上長く質問されました。(「スマートZOO」自体への質問というより、今後のビジネス展開に対する提案が多かったです。)

プレゼンは最高の出来です。果たして結果はいかに。吉報を待ちます!

Global Championship Event

次の舞台は、各地区のチャンピオンチームによる、3分ずつのプレゼンテーションです。審査に影響しませんが気は抜けません。 会場に入ると、Guy Kawasaki さん(元Apple エバンジェリスト) がプレゼンテーション中。そのような著名な方がプレゼンを行う大きな会場とは・・・メンバー一同に緊張が走ります。

余談ですが、さすがビッグイベントというべきか、ケータリングが充実していました。ドリンクコーナーには炭酸ジュースが整然とならび、会場入口でもらったランチボックスはビッグサイズ。中身はボリュームたっぷりのSUBWAY風サンドイッチやサラダなど。美味しくいただきました。

さて、リハーサルをはさみ、いよいよプレゼン本番です。審査には影響しないとはいえ応援席も緊張。引き続き日本にZoomで生中継です。
今回もアニマル被り物が活躍し、最終審査と同様、最高の反応です。Global Championship Event で一番の盛り上がりでした!

 

結果発表

ライバルチームも素晴らしい内容でしたが、プレゼンの出来と会場の雰囲気から、私たち日本チームに軍配が上がったと思いました。しかし優勝は・・・

 イタリアチーム!

残念ながら優勝は叶いませんでした。ただ、後日非公式で聞いた情報によると、私たちのチームもかなり上位だったようです。

各地域チームの代表と一緒に

総括

世界大会優勝の目標は達成できませんでしたが、世界レベルの大会で上位の成績を残したことは、充分誇れるものです。帰国後さっそく、経営陣に結果を報告したところ、大変喜んでもらい、あらためて凄いことを成し遂げたのだと実感しました。メンバーそれぞれ他の仕事を抱えながら、このような結果を出せたのは、日頃の高い競争意識とチームワークの賜物だと思っています。

また日本IBM様に教えて頂いた「BLUEPRINT」という Storytelling Framework を使った講習は、ストーリー構成を整理するのに大変役立ちました。ご興味のある方はぜひ調べてみてください。

今回、この IBM Watson Build Challenge を通じて、tdiの名を世界にアピールできました。次は「スマートZOO」をビジネス化し、世界をあっと言わせたいと思います。

新しい動物園体験を提供する「スマートZOO」は製品化に向けて始動しています。世界中に夢を与えられるソリューションにするべく、邁進していきます!

日本チャンピオンマーク!
お問い合わせ先

執筆者プロフィール

Hiromatsu Kengo
Hiromatsu Kengotdi ソリューションコンサルティング部
IBM Watson担当として、チャットボット、LINE、ハッカソンなど、これまで未経験の新しいことに挑戦する日々です。最近は Kaggle 挑戦中!ボルタリングも趣味にしたく挑戦中です!
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