この5月開催のIT系ビッグイベント、第7回IoT/M2M展【春】1日目に行ってきましたので、その様子を速報でお伝えします!
目次
IoT/M2M展とは
“無線通信技術、センサーをはじめ、遠隔監視、生産管理などの アプリケーション、AIを活用したデータ分析など様々なソリューションが一堂に集結”(IoT/M2M展公式サイトより)する展示会です。第7回IoT/M2M展【春】は、2018年5月9日(水)~11日(金)の3日間、東京ビッグサイトの西ホールで開催されます。
なお、この第7回IoT/M2M展【春】は、2018 Japan IT Week 春というイベントの1つに位置づけられ、第15回情報セキュリティEXPO【春】や、トレンドの第1回AI・業務自動化展【春】など、ITに関連する多種多様な展示会が同時開催しています。
第7回IoT/M2M展【春】のみどころ
数年前は「IoT」の展示会といっても、ただセンサーデバイスが並ぶだけ、ということが多かったと思います。今ではその段階を抜け、「どう簡易にIoTを導入するか」や「どう収集したデータを活用するか(AIやディープラーニング技術との連携)」など、1つ上のステージに登った印象を、各社の展示から感じ取りました。
tdiが提案するFactory IoT
実は当社も西ホール・西4-20にてグループ出展しています。こちらで各種サービスをご案内しているのですが、その中でも注目なのが「Factory IoT ソリューション」。工場設備向けのIoTをご提案しており、「既存設備にかんたんに追加できるIoTデバイス」「言語などの非定型データを含めた分析/予知」をポイントとしています。
既存設備にかんたんに追加できるIoTデバイス
工場をIoT化しようとしても、既に出来上がっている製造ラインに、IoTデバイスをいちから組み込むことは、そう手軽にできることではありません。実際「既存設備はあと20年くらい使う予定だけどIoT化したい 」と悩まれているお客様が本展示会にいらっしゃいました。
このような「現状をそのままにIoT化できないか?」というお客様のニーズに応えて、tdiグループは既存設備にかんたんに追加できるIoTデバイスを開発しました。例えばこのフィルタリングユニット。既存設備のあらゆるアナログ信号をデジタル化してデータ収集できます。
言語などの非定型データを含めた分析/予知
通常のIoTセンサーデバイスから取得できる情報は、温度や湿度、振動数などの数値データ(=定型データ)です。もちろん、この定型データを分析することはとても重要なのです。ただ、それ以外の文書などの非定型データに業務知見は眠っていることがあります。例えば保全記録の記載内容から、早期に故障予兆を検知することができます。報告書から熟練者ナレッジを抽出することも考えられます。
本展示会では、IBM Watson Explorer を活用し、自然言語で書かれた大量の不具合状況報告から、不具合の傾向を見える化した例をご紹介しています。
お時間がある方は、当社グループブースまでお立ち寄りいただけると幸いです。「興味はあるけど行く暇がない・・・」という方は、どうぞこちらよりお気軽にお問い合わせください。
情報セキュリティEXPOではIT資産管理クラウドサービス
実は、当社は同時開催の第15回情報セキュリティEXPO【春】にも、住友電工情報システム株式会社様と共同出展しています。こちらでは、IT資産管理クラウドサービス「スマート資産管理サービス」についてご紹介。東5ホール・東37-1で出展していますので、ご興味がある方は、こちらにもぜひお立ち寄りください。
執筆者プロフィール
- 経営分析、新規ビジネス、Webプロモーションなど担当。「市場へのアンテナを高くする」という名目で、日夜ネットサーフィンで情報収集。
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