Gridに参加してみよう

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はじめに

Gridという言葉を最近耳にしなくなった気がします。仮想化は標準になり、仮想化技術をベースにしているクラウドも当たり前になってきていますが、Gridはいつのまにか聞かなくなってしまいました。しかし、最近流行り?の仮想通貨における技術の元にはGridがかかわっています。

Gridとは

Gridコンピューティングとは、Internet上のリソース(CPU)を紐づけて、1つのコンピュータシステムとして動作させる仕組みです。最近では、DataGridという考えもあり、こちらは大容量データを分散して保存し、データの冗長化などを行うものです。一般的なシステムには、まだGridの技術は活用されていませんが、Gridを基にしたHadoopやブロックチェーンなどを用いる企業も増えていることからこの技術を基にした、システムは今後増えていくだろうと思われます。

利用状況

Gridの技術は、一部の科学技術計算などでは使用・研究が続けられています。仮想化やクラウドといった技術は企業や個人などでも利用されていますが、Gridは未だに特殊な環境でのみしか利用されていないのが現実です。

Gridコンピューティングへの参加

もしGridに興味があれば、Gridで行われている計算にあなた自身のパソコンや、今では携帯電話でも参加することができます。但し、参加しても結果を期待してはいけません。参加形態のほとんどは慈善事業的なものとなり、参加することで得られる対価などはありません。

以下に私が参加したプロジェクトの内容を記載します。

  PCへのアプリ導入方法

  (注意:会社のPCには導入しないようにお願いします。
  電源、CPUのリソースを使用しますので自宅での個人端末で行いましょう。)

1.Berkeley Open Infrastructure for Network Computing (BOINC) にアクセスして、アカウントを作成・登録します。

   

必要事項を記載します。

2.自分が参加するProjectを選択します。

   

アンドロイドアイコンのあるものは、携帯端末からも参加可能です。

3.モジュールをダウンロードし、インストールします。

   

インスール画面で、上記のように4項目表示されますが、順にクリックしていきます。

  1.Locate BOINC      モジュールをダウンロードします。

  2.Install      モジュールをインストールします。

  3.Login  to BOINC   最初に登録したアカウント名でログインします。

  4.Start contributing GRIDの開始です。

4.インスール

画面に従い、モジュールをインストールします。

   

   

   

インストール完了

5.モジュールの起動

いよいよ、GRIDへの参加です。

  

参加するGRIDプロジェクトへの接続待ち

  

プロジェクトに参加しました!

  

で?

終わりです。当然なのですが、何もおきません。ただ単に、マシンのリソースが使われているだけです。先にも記載しましたが、慈善事業であり、プロジェクト自体の結果報告など含め、何もないのが実情です。

最後に

モジュールを起動していても、特にマシンの動作が極端に遅くなるということもありませんでした。動作が重いと感じたらプロジェクトの一時停止で対処できます。携帯端末でも導入して起動してみましたが、こちらはバッテリーの減りが早くなるため、注意が必要かと思います。

私が参加したProjectは「小児がん治療薬の検索Project」です。このProjectは2009年から活動しており、単一コンピュータで5万年かかる処理を2年で終えるというレスポンスを持っています。社会貢献というものには、いろいろな種類があるかと思いますが、自宅のPCで特に何の操作もなく、簡単にこのような社会貢献ができるものはなかなかないと思います。

参加型のGridは他にもいろいろあるので、興味のある方は一度参加されてみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール

Kishida Shouji
Kishida Shoujitdi ソリューションコンサルティング部
以前から、変わった?新しい?技術に興味があり、いろいろと実践してきました。
キャパシタ付のDISKや、ハードウェア仮想化、高集積Storageなどなど、これからも面白そうなアーキテクチャーが出てくれば使えるものか試していきたいと考えています。
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