デジタルサイネージ管理システムの「熱中症予防コンテンツ配信」で職場の安全管理が変わる

こんにちは。tdiメディアソリューション部の角田です。
私たちは、当社が提供する、クラウド型のデジタルサイネージ管理システムであるDAiS Signage(ダイス サイネージ)のサービス展開や機能改善に日々取り組んでいます。

深刻化する熱中症リスクと情報伝達の課題

昨今、夏の猛暑は企業にとって無視できない経営課題となっています。
日本の年平均気温は毎年のように上昇し、熱中症による救急搬送者数も過去最多を更新し続けています。また、熱中症は屋外だけでなく、工場やオフィスといった屋内でも多く発生しています。

これを受け、政府は2024年から「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始するなど、社会全体での対策を進めています。さらに、2025年6月1日からは改正労働安全衛生規則が施行され、事業者には職場での熱中症の重篤化を防ぐための体制整備などが義務付けられるようになりました

多くの企業では、従業員の健康を守るための対策が行われています。具体的には、ポスター掲示や、朝礼での声かけ、といったものです。
しかし、それらの対策には、ひとつの課題があります。それは、最新の危険度情報を、すべての拠点や従業員に、タイムリーかつ確実に伝え続けることが難しいという点です。  
 
本記事では、こうした背景のもと新規追加された、当社のクラウド型デジタルサイネージ管理システム「DAiS Signage」の「熱中症予防コンテンツ配信」機能について、その特長や活用法をご紹介します。

DAiS Signage「熱中症予防コンテンツ配信」で安全管理を効率化

前述の情報伝達の課題を解決するのが、DAiS Signageの「熱中症予防コンテンツ配信」機能です。
 
東京_熱中症コンテンツ_横長
実際に表示される熱中症予防コンテンツ画像(横長)
 
本機能には、管理者の負担を減らし、確実な注意喚起をサポートする3つの特長があります。
 

特長①:手間いらずの「自動更新」

一度設定すれば、環境省が発表する最新の暑さ指数(WBGT)を3時間ごとに自動取得し、表示を更新します。

特長②:一目でわかる「4段階の危険度表示」

環境省の基準に準拠した4段階の危険度を、色とアイコンで直感的に表示。
誰が見ても瞬時に危険レベルを理解できます。

特長③:追加費用なしの「標準機能」

DAiS Signageをご利用中のお客様は、追加費用なしで本機能をお使いいただけます。
 
設定も管理画面から簡単に行うことができます。

新規配信の追加画面

新規配信の追加画面で、「コンテンツを追加する」をクリック

コンテンツ選択画面

追加したい都市の熱中症予防コンテンツを検索し、チェックボックスにて選択

※都市は、47都道府県の県庁所在地 (北海道のみ、+函館・旭川・釧路) に対応しています。
※シーンに合わせて、縦長・横長をお選びいただけます。

従業員の安全を守るための熱中症対策は、もはや特別な活動ではありません。日々の業務に組み込まれた、継続的な取り組みが不可欠です。

DAiS Signageの「熱中症予防コンテンツ配信」機能は、ITの力でその運用を自動化・効率化し、管理者の負担を軽減しながら、職場の安全レベルを向上させるための一助となります。
 
職場の安全管理をアップデートするためにも、ぜひ本機能の活用をご検討ください。
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執筆者プロフィール

Tsunoda Naokitdi メディアソリューション部
入社以来、DAiS Signageの開発業務に携わっており、より良いサービスを目指し奮闘中の毎日です。
最近は特に生成AIの動向に注目しており、業務への応用や効率化に活かせないか模索しています。

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