製造業様

給与パッケージで対応できない
給与計算業務を
OutSystemsでシステム化

お客様プロフィール

製造業様
事業内容:自動車関連分野・生活関連機器・産業機器関連分野などの製品やサービスの開発・製造・販売

アプリケーション開発の背景

製造業様では、グループ関連会社に所属している従業員の給与計算を、一つの会社(以下、給与計算会社)で取りまとめて実施していました。基本給など一部の給与計算は給与計算パッケージで対応できるものの、交通費・食事代などの実費精算や、時間外労働の手当については給与パッケージで処理できず、それぞれのグループ関連会社がツールを利用して取りまとめ、給与計算会社に送付することで対応していました。給与計算会社では、50以上あるグループ関連会社から集めた費用の情報を手作業で給与パッケージにインポートしており、グループ関連会社、給与計算会社ともに業務の属人化、効率の悪さが課題となっていました。

製造業様では、これらの課題を解決するため、OutSystemsでのシステム開発を検討しました。OutSystemsでは、システム開発を柔軟に行えること、外部システムとの連携が容易に行えることから、対象の業務のアプリケーションをOutSystemsで構築することを決定しました。

OutSystems導入後の効果

1. パッケージで対応できない業務の業務改善

OutSystemsの「柔軟に開発できる」特長を活かし、各グループ関連会社がツールを駆使して行っていた実費精算集計などの業務をシステム化できました。また、「外部連携も容易に実現できる」特長を活かし、実費精算集計された結果と給与計算パッケージとの連携も実現しました。これにより、各グループ会社からメールなどで送付されていた基本給以外の費用を給与計算会社が取りまとめ、給与パッケージに投入する、という手間から解放され、大幅に業務効率が改善されました。

2. 属人化した作業からの解放

グループ関連会社の作業はクライアントアプリケーションを利用していたため、アプリケーションをインストールしている作業者に依存してしまい、結果として対応者が属人化していました。OutSystemsでWebアプリケーション化されたことにより、クライアントアプリケーションをインストールしていない担当者でも給与計算の作業ができるようになり、属人化から解放されました。また、給与計算実施後にメールで送付していた結果をシステムで自動送付されるようになったことにより、送付漏れなどのヒューマンエラーの抑止や業務の効率化にも繋がっています。

OutSystems 活用に関する
今後の展望

スピーディーにアプリケーション開発を行えること、開発だけではなく、保守・運用の基盤となることから、製造業様では、OutSystemはこれからも活用する予定です。基幹システムや周辺システムとの連携をはじめ、新システムの導入・再構築もOutSystemsの活用を検討しています。