tdiグループ 情報技術開発株式会社

STORY|プロジェクト紹介
大手証券会社
ID管理プロジェクト

各部門が独自に導入した
千差万別のソフトを管理する困難。

「え、1000ですか?」
太田の下でID管理の一翼を担う山本は、クライアントからの報告に絶句した。
「証券会社の各部門では、集計ソフトや営業支援ソフトなど多様なアプリケーションが使われています。それらアプリケーションでのID管理を推進するのが、私のミッション。全社でどれくらいアプリケーションを使っているかを調べてもらったところ、『ざっと1000種類』とのことでした」
外部のアプリケーションは、メーカーによって管理やセキュリティに対する考え方が異なる。それをひとつひとつ確認し、塗りつぶすようにID管理基準を適用していかなければいけない。
「各部でアプリケーションごとに責任者を立ててもらい、ID管理部門で決めた運用基準を説明して、対応策を考えてもらいました」 すると、驚くべきことがわかってきた。

パスワードが存在しないソフトも!
地道な交渉で、管理対象を拡大。

「パスワードがないって、どういうことですか?」
ある責任者との打ち合わせで、山本は呆気にとられた。
「セキュリティ思想が千差万別なことはわかっていましたが、まさかビジネス向けでパスワードの設定すらないものがあるとは思いませんでした」
運用基準からかけ離れたアプリケーションソフトは、管理対象から外してもよいことになっていた。
「しかし、放ってはおけません。アプリケーションのメーカーやITベンダーと交渉し、仕様変更=カスタマイズをしてもらうよう責任者にお願いをしましたが、『現状で問題はない。なんとかならないのか』とさんざん言われました」
会社側にとって最優先事項であるID管理も、忙しい現場からすれば「後回しにしがちな優先度の低いタスク」なのだ。
「無理強いをすれば、作業はかえって遅くなります。粘り強く管理の重要性を説き、少しずつ管理対象となるアプリケーションを増やしていきました」

先頭を走る誇りと責任を胸に、
「社内外で頼られる存在」を目指す。

「おかげで交渉力が鍛えられました」と、山本は微笑む。
「運用の面白さは、現場のリアルな状況を把握しながら、システムを少しずつ良くしていく仕事でもあります。多くの現場と交渉する経験は、今後の運用業務にも大きな財産となるはずです」
山本が目指すのは、社内の「ID管理のパイオニア」として、この事業を育てていくことだ。
「先頭を走る、というのは気持ちが良いものです。管理対象となったアプリケーションはまだ全体の半分にも達しませんが、苦労は事業のスキームを形づくる糧になります。ID管理の重要性は、あらゆる業種でさらに高まるでしょう。社内外で頼られる存在になれるよう、がんばります」
ID管理は多くの企業にとって「新たな課題」であり、正解もマニュアルもない。太田と山本の取り組みそれ自体が、新たな道を切り拓いていくのだ。

END

各部門が独自に導入した
千差万別のソフトを管理する困難。

「え、1000ですか?」
太田の下でID管理の一翼を担う山本は、クライアントからの報告に絶句した。
「証券会社の各部門では、集計ソフトや営業支援ソフトなど多様なアプリケーションが使われています。それらアプリケーションでのID管理を推進するのが、私のミッション。全社でどれくらいアプリケーションを使っているかを調べてもらったところ、『ざっと1000種類』とのことでした」
外部のアプリケーションは、メーカーによって管理やセキュリティに対する考え方が異なる。それをひとつひとつ確認し、塗りつぶすようにID管理基準を適用していかなければいけない。
「各部でアプリケーションごとに責任者を立ててもらい、ID管理部門で決めた運用基準を説明して、対応策を考えてもらいました」 すると、驚くべきことがわかってきた。

パスワードが存在しないソフトも!
地道な交渉で、管理対象を拡大。

「パスワードがないって、どういうことですか?」
ある責任者との打ち合わせで、山本は呆気にとられた。
「セキュリティ思想が千差万別なことはわかっていましたが、まさかビジネス向けでパスワードの設定すらないものがあるとは思いませんでした」
運用基準からかけ離れたアプリケーションソフトは、管理対象から外してもよいことになっていた。
「しかし、放ってはおけません。アプリケーションのメーカーやITベンダーと交渉し、仕様変更=カスタマイズをしてもらうよう責任者にお願いをしましたが、『現状で問題はない。なんとかならないのか』とさんざん言われました」
会社側にとって最優先事項であるID管理も、忙しい現場からすれば「後回しにしがちな優先度の低いタスク」なのだ。
「無理強いをすれば、作業はかえって遅くなります。粘り強く管理の重要性を説き、少しずつ管理対象となるアプリケーションを増やしていきました」

先頭を走る誇りと責任を胸に、
「社内外で頼られる存在」を目指す。

「おかげで交渉力が鍛えられました」と、山本は微笑む。
「運用の面白さは、現場のリアルな状況を把握しながら、システムを少しずつ良くしていく仕事でもあります。多くの現場と交渉する経験は、今後の運用業務にも大きな財産となるはずです」
山本が目指すのは、社内の「ID管理のパイオニア」として、この事業を育てていくことだ。
「先頭を走る、というのは気持ちが良いものです。管理対象となったアプリケーションはまだ全体の半分にも達しませんが、苦労は事業のスキームを形づくる糧になります。ID管理の重要性は、あらゆる業種でさらに高まるでしょう。社内外で頼られる存在になれるよう、がんばります」
ID管理は多くの企業にとって「新たな課題」であり、正解もマニュアルもない。太田と山本の取り組みそれ自体が、新たな道を切り拓いていくのだ。

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